この記事は、2026年春にバルセロナでの滞在プログラムに参加された30代の女性(東京都在住、会社員)へのインタビューをもとに構成しています。本人の了承を得て、個人が特定されない形で掲載しています。記載されている変化は個人の感想であり、同じ結果を保証するものではありません。幹細胞上清液の施術はアトピー性皮膚炎の治癒を目的とした承認済みの治療ではなく、施術の可否は提携クリニックの医師が診察に基づいて判断します。
先に結論
- 子どもの頃からのアトピー性皮膚炎で、ステロイド外用薬と保湿を続けてきたが、仕事のストレスと転職後の生活の乱れで症状が悪化していた
- 渡航前の事前カウンセリングで、既往歴と使用中の薬をすべて共有。医師の判断で、まず検査を行い、その結果を見てから施術内容を決める流れになった
- 血液検査と遺伝子検査で、炎症の指標と、特定の栄養素が不足しやすい傾向が分かった
- 上清液の点滴と局所投与、免疫ケア、栄養カウンセリングを1週間の滞在で受け、帰国後3か月の時点で「かゆみで夜中に目が覚める回数が減った」「肌の赤みが引いた日が増えた」と感じている
- 本人は「治った」とは言わない。「つきあい方が変わった」という表現を選んでいる

Yazan Shawahneh / CC0 — Wikimedia Commons
第1部:渡航を決めるまで
幼稚園の頃からアトピー性皮膚炎と診断され、ステロイド外用薬と保湿剤の使い方は誰よりも詳しくなっていました。大人になって一度落ち着いた時期もありましたが、30代で転職し、残業と外食が増えた頃から首と肘の内側、手の甲の症状がぶり返しました。皮膚科で処方される薬は効きますが、やめると戻る。その繰り返しに疲れていた、と本人は話します。
幹細胞上清液という言葉を知ったのは、海外で美容目的の施術として紹介されている記事でした。アトピーに対する効果を断言する情報には警戒心があったものの、「身体の中の状態を一度きちんと調べてみたい」という気持ちが強くなり、検査と施術を組み合わせて受けられるプログラムを探して私たちに相談されました。
第2部:事前カウンセリングで決まったこと
オンラインの事前カウンセリングでは、既往歴、現在使っている外用薬と内服薬、アレルギーの有無、生活習慣を細かくうかがいました。その内容を提携クリニックの医師に共有したところ、医師からは次のような方針が示されました。
- まず血液検査、尿検査、遺伝子検査を行い、炎症の状態と栄養素の過不足、体質的な傾向を把握する
- 検査結果と診察をもとに、上清液の投与経路(点滴か局所か)と回数を決める
- 現在使用中の外用薬は自己判断で中止せず、主治医の指示に従って継続する
- 免疫系の乱れに伴う症状のケアとして、スキンケアの見直しと食事の調整を並行して行う
「施術ありき」ではなく「検査をしてから決める」という順番に、本人は安心したと話しています。
第3部:検査でわかったこと
血液検査では、炎症の指標である高感度CRPがやや高く、ビタミンDと亜鉛が基準値の下限付近でした。遺伝子検査では、皮膚のバリア機能に関わる遺伝子と、特定のビタミンの代謝に関わる遺伝子型に、不足しやすい傾向が示されました。
医師の説明は、「アトピー性皮膚炎は遺伝的な背景と環境要因が重なって起こる。検査結果は原因を断定するものではないが、生活の中で優先的に整えるべき点を示している」というものでした。本人にとっては、「努力不足ではなく、体質的に不足しやすいものがある」と知ったことが、気持ちの面で大きかったそうです。

Lablascovegmenu / CC BY 2.0 — Wikimedia Commons
第4部:1週間の滞在で受けたこと
- 1日目:診察と採血、採尿、唾液の採取。午後は海辺を軽く散歩
- 2日目:遺伝子検査の即日レポートを受け取り、担当者が日本語で説明
- 3日目:検査結果に基づく診察。上清液の点滴1回目と、症状の強い部位への局所投与
- 4日目:栄養カウンセリング。ビタミンDと亜鉛、オメガ3を意識した食事の組み立てと、日本に帰ってからの献立例
- 5日目:上清液の点滴2回目。スキンケアの見直し(洗浄剤と保湿剤の選び方、入浴温度)
- 6日目:鍼灸。睡眠の質と自律神経の調整を目的に
- 7日目:上清液の点滴3回目。帰国後のフォロー計画を受け取って出発
施術当日は通訳が同行し、医師の説明と同意書の内容をその場で確認しました。施術後の体調に大きな変化はなく、点滴の時間は45分ほどだったそうです。
第5部:帰国後3か月の変化(本人の言葉)
「帰国して最初の1か月は、正直なところ大きな変化を感じませんでした。変わったのは食事と入浴の習慣くらいで、肌は相変わらずでした。」
「2か月目に入った頃、夜中にかゆみで目が覚める回数が減っていることに気づきました。以前は週に3〜4回だったのが、週に1回あるかないか。朝、首の赤みが引いている日が増えました。」
「3か月目の今も外用薬は続けています。皮膚科の先生には渡航前にも帰国後にも報告していて、薬の量は先生の判断で少しずつ調整してもらっています。『治った』とは思っていません。でも、かゆみに振り回される時間が減って、自分の身体とのつきあい方が変わった、というのが正直な実感です。」
「一番良かったのは、検査で自分の体質を知れたことです。何が不足しやすいのかが分かったので、食事やサプリメントの選び方に迷いがなくなりました。上清液の施術がどれだけ効いたのかは、自分では切り分けられません。でも、検査と施術と生活の見直しをまとめてやったことが、今の状態につながっていると思っています。」
第6部:この体験談をお読みになる方へ
- この方の変化は、上清液の施術だけでなく、検査に基づく食事の見直し、スキンケアの変更、睡眠の改善、そして主治医による薬の調整が重なった結果です。施術単独の効果を示すものではありません
- アトピー性皮膚炎の症状は、季節や生活環境によって変動します。良い時期と重なった可能性もあります
- 上清液の施術はアトピー性皮膚炎に対する承認済みの治療ではなく、効果には個人差があります。医師が適応外と判断する場合もあります
- 現在治療中の方は、必ず主治医に相談のうえでご検討ください。当社は主治医との連携に必要な検査レポートの要約をお渡しします
まとめ
「治った」ではなく「つきあい方が変わった」。この体験談の中心にあるのは、検査で自分の身体を知り、医師の判断のもとで施術と生活の見直しを組み合わせたプロセスです。幹細胞上清液の施術は、その中のひとつの要素にすぎません。アトピー性皮膚炎や免疫系の乱れに伴う症状で長く悩んでこられた方は、まず事前カウンセリングで現在の状態をお聞かせください。検査から始めるかどうかを、医師とともに判断します。
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